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- 更新日 : 2024.01.26スタッフブログ

第71回「UP」

ここ最近、仕事柄外国人との出会いが増えている。

 

昨年9月から当社の企画課に配属となった金(キム)さんは、日本語はもとより、

母国の韓国語、高校大学時代の留学先である中国語、更には英語まで話せるトリリンガル。

 

ワーキングホリディ等のビザを利用する海外からの求職者、留学生のアルバイト等と仕事の話を進める上で他国語はかなり重要となってきている。

 

トリリンガルなどとは程遠い私は

「こんにちわ、トリンドル玲奈です。」

などと周りが凍りつくようなボケをかまして日に日に白髪が増えて困っている。

 

 

時は40数年前‥‥

 

私も中学、高校の6年間 英語と思われる授業を受けていた記憶はある。

 

どんな内容の授業だったのかは、ほとんど覚えていませんが、不思議な事にリーダーとグラマーの先生の顔と名前は今でも鮮明に覚えている。

 

 

そもそも先生の顔などではなく、授業を真剣に学んでいれば、今頃はネイティブな

イングリッシュでスムーズなトークが出来ていたのかもしれない。

 

アメリカ、イギリスからの留学生達とバンバン面接しまくっていただろう。重ね重ね残念でならない。

 

当時、中学1年目の英語といえば

an  apple・・・

This is ・・・

など、ごくごく初歩的な単語が教科書に並んでいた。

 

そんなある日、英語のグラマー授業での事。

 

UP

という単語が出て来た。

UP SIDE ‥表面などを表す時に使われる

 

グラマー担当の「Dr.阿部」

「UP」 と黒板に書き、これは何と発音するかわかる人?と挙手を求めた。

真っ先に挙手したクラスメイトA

彼を指名しDr.阿部

「何と読む?」

 

クラスメイトA       かなりのドヤ顔で「ウップ」。

 

教室は笑いの渦に包まれた。この時点で、ほとんどのクラスメイトは正しい発音を知っていたように思う。

 

ひとしきり笑い声がおさまったところで間髪入れずDr.阿部

 

「ほら!1番笑っているお前!わかるんだな?」

 

周りにつられて大笑いしていた、とりわけ声のデカいチャラ男のB

 

 

自信無さげに・・・

 

 

「ユ‥ユップ‥?」

 

 

爆笑で教室が大きく揺れた。

 

Dr.阿部!私に当てなくて本当に、本当にありがとう!

 

 

次回は、ムード歌謡の帝王「コモエスタ吉田」こと、吉田所長の登場です。

皆さま拍手でおむかえ下さい!