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第159回「畑から食卓へ~ベトナムの仲間たちと育てた“実り”と“笑顔”~」

札幌事業所の高橋です。

 

今回も、弊社が支援している特定技能のベトナム人3人の最近のできごとをまとめてご紹介します。

前回の【みんなの畑プロジェクト】がようやく豊かな実りとなり、それを囲んでのイベントも生まれました。

 

今年6月、前回のブログにも書いた、何もない土地から始めた【みんなの畑プロジェクト】。

最初は土を均すところからスタートし、レンガで畑を囲んであげると、後は3人が協力して苗や種を植え、毎日欠かさず水をやり、以降もずっと大切に育てていました。

 

慣れない土地での生活に心細さもあったかもしれませんが、土を触り、野菜が少しずつ育つのを一緒に眺める時間が、彼女たちにとってかけがえのないものになったと感じます。

 

 

 

 

 

夏が深まる頃には、枝豆やオクラ、小玉カボチャ(失敗?笑)など、さまざまな野菜が収穫できるようになりました。畑をきっかけにみんなの絆が一つになっていったのを感じます。

 

 

 

 

 

そんなある日、彼女たちが「地元のベトナム料理を食べてほしい」と、本場のベトナム料理をごちそうしてくれた日がありました。

 

『ブンボーフエ(Bún bò Huế)』という、骨付き肉やたっぷりのハーブが特徴のピリ辛麺料理です。(ピリ辛というレベルではなかったですが(笑))元々はフエ地方の郷土料理なのですが、ベトナム中部のニャチャン出身の2人がいた事もあり、彼女たちの家庭でよく登場する、愛される定番のメニューだそうです。

 

 

 

 

 

日本の食卓ではなかなか味わえないスパイシーな香りと、まろやかさがある辛いスープ。ピリ辛で・・・凄く辛いスープです(笑)私には少し辛すぎましたが、その味は本当に美味しく、大好きなフォーとはまた違った雰囲気のとても美味しい料理でした☆

 

そして夏が終わる8月の初旬。もう一つ忘れられない出来事が。

 

 

その日は彼女たちの所属先であるお客様との打ち合わせを終え帰宅しようとすると3人が丁度仕事を終えて帰るところでしたので、車で自宅に送ってあげていたところ、帰りの車内でみんなが「夏も終わるから外でバーベキューをやりたい!」と盛り上がり言ってきました(笑)

 

外で火を使わせるのは少し怖かったのと、考えてみれば私も今年はず~っと仕事が忙しく、地元のお祭りや花火大会はもちろん、夏らしい夏を自分が全くしていない事に気付き、せっかくなのでと、途中にノンアルコールビールを買って、焼き台の準備を行いました(笑)畑で採れた野菜とともに、本当に僅かな時間でしたが、みんなでバーベキューを囲む事ができました☆

 

畑の野菜がメインになるだろうと思っていましたが、帰るなり直ぐにそれぞれが焼き物を準備をしてくれたようで、仕事で疲れているのに何だか少し申し訳ない気持ちにもなりましたが、始まってみるとみんなとても楽しそうでした☆

 

そして・・・・驚いたのがこれ!(鶏の足!)

 

 

 

 

数年前にベトナムを訪れた際に、現地でこれの唐揚げを食べた思い出がよみがえり、まさか北海道の三笠市でまたこいつに再会できるとは思いませんでした(笑)。

 

 

もちろん最初は戸惑いましたが、懐かしさもあり食べるともの凄く美味しくて、みんなで笑い合いながら沢山頂きました(笑)

 

こうした“驚き”や“発見”が異文化交流の醍醐味だな~と改めて実感する日でした☆

 

畑作り、収穫、ふるさとの料理、バーベキュー。こうした日々の体験を通じて、私自身も単なる支援者ではなく「同じ時間を共有する仲間」として成長できているように感じます。

 

みんなが自然と集まり、協力し合い、自分の居場所を感じられる。そんな現場をこれからも沢山作っていきたいですし、支えていきたいですね。

 

来年はもっともっと沢山の、様々な国の海外人材が日本へ働きに来る予定です。

その一人一人が自分の人生をかけて、沢山勉強し、色んな思いを背負って遠い日本にまで来てくれるのです。

 

私は今後もその人達の努力や思いを守りたいですし、登録支援機関として、こういった初心の気持ちをずっと大切にしていきたいと思っています☆

 

次は”じゃないほう”の”いっせい”、福田くんですm(__)m(笑)☆