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- 更新日 : 2023.10.06スタッフブログ

第55回「僕たちそろそろ帰ります」

私の趣味は音楽だ。

 

こんがり表面が焼けたグラタン、あるいはとびきりグリーンなクリームソーダと

同じくらい好きだ。

 

音楽は「音」を「楽しむ」と書くが私の場合はもっぱら奏でる側。

 

最初にギターを手にしたのは中学2年の頃、好きなジャンルは当時、

今のようにJポップなどとお洒落な呼び名のカテゴリーはまだ無く

エレキギターでガンガン鳴らすロック、アコースティックギターでしっとり仕上げる

フォークソングの大きく2つに分けられた内の後者、フォークの方だった。

 

音楽にのめり込むきっかけとなったアーティストは北海道が誇る天才 松山千春、

ふきのとう、中島みゆき、あるいはかぐや姫、井上陽水と枚挙にいとまがない時代。

 

来る日も来る日もテスト勉強などそっちのけで詩を書き、作曲し、

アコースティックギターをかき鳴らしながら独り悦に入っていた。

 

そんな私の当時の欲望は

 

 

いつか人前で歌ってみたい!

 

 

そんな私も高校生となり、あいかわらず音楽にどっぷりのめり込んでいたある日、

帰宅途中にふと外国人2人連れに遭遇した。

 

彼らはかけ寄ってくるなり私にこう話しかけた。

 

「アナタハ カミヲ シンジマスカ?」

 

ど田舎育ちの私には外国人との出会いはそれが初めてで、

緊張と喜びが入り混じっていたのを覚えている。

 

彼らは自転車を押しながら私が歩く速度に合わせ、

熱心に自分達の信じる道を私に語りながら離れようとしない。

 

それから数分後、彼らは私の部屋に居た。

 

念願だった初ライブ!

 

しかも観客はギターの本番アメリカ人!

 

 

私が日本語で捲し立てる自作の歌を理解する事も出来なかったであろう事は当時は気づきもせず、

気分が最高に盛り上がって来て5曲目辺りの曲紹介に入ろうとした頃

 

さすがに帰宅時間が迫っていたのであろう、彼らは互いに腕時計を見ながら私に申し訳なさげに言った

 

 

「ボクタチ ソロソロ カエリマス」

 

初ライブはアンコール無しとなってしまったが

 

 

私はサイコーに幸せだった・・・。

 

次回!

 

カラオケを歌わせたら「バラードの帝王」と

その名も高い、私の長年の音楽の友でもある

帯広事業所 吉田所長の登場です^^v