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- 更新日 : 2023.08.07スタッフブログ

第47回「古都ならではの・・・」

皆さま初めまして!

6月より入社いたしました、管理課の奥村と申します。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

初めてということで簡単に自己紹介をさせていただきます。

醬油ラーメンの街旭川出身で、札幌に住み始めてからはまだ一年も経っていません!
なので仕事・生活ともにまだまだ新鮮な気持ちで過ごしています(笑)

趣味は旅行で、学生時代は国内様々な地域に訪れました!
今回はその中でも特にお気に入りの地、京都についてご紹介したいと思います。

ご存じの通り京都府は観光地として有名で、国内外問わず多くの観光客が訪れます。
皆さまの中にも訪れたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

そんな京都という土地なのですが、観光について紹介しても新鮮さが無いと思うので(笑)
今回は京都市の景観政策というテーマでご紹介したいと思います。
以前、私が実際に市役所へ行き、その政策に関する資料も購入したので説明は間違ってはいないと思いますが…過去の知識なので誤りがあればすみません!!!m(__)m

『景観』というのは山・海・川などの自然、歴史や文化・伝統行事、道路や公園、建物や看板等の街を構成する要素のことを指します。
景観政策と聞くと堅苦しいように聞こえるかもしれませんが、簡単に説明すると「街に見合った景色にしよう!」ということです!

具体例を挙げると、某青いコンビニの看板が白黒であったり、赤いハンバーガー店の色味が抑えられていたり…
他にもビルの高さ制限(最近は一部地域で制限を緩和する動きもあるようです)や、屋外広告が禁止されている区域もあったりします。

 

 

 

 

なぜそのような政策を施行しているのかというと、京都市の歴史的な街並みを保つためなのですね。
そのため、派手な看板や広告、建造物の高さを規制しているという訳です。
京都市の中心部にも神社仏閣等、古くから残されている重要な物が多く残されているため、観光客からすると街全体で歴史を楽しめるという流れになっています。

京都駅烏丸口を出てすぐに見えてくる京都タワーも、今でこそこの街を象徴するものの一つとなってはいるが、建設当時は「東寺の塔(五重塔)よりも高いものは建てない」ことが暗黙の決まりごととなっていたために論争となったようです。
ここでもやはり、歴史的景観との調和のありようも争点となったようで・・・
京都にふさわしい近代化を考えるべきだという意見などもあり、高さなどの法規制が厳しい建築物ではなく「工作物」として建設されたという過去があったみたいです。

私たちが何気なく観光している背景には多くの努力が隠されているのです(あくまで外部の人間からの感想です)。

京都には景観にまつわる条例・政策があり、厳しいと思われるかもしれません。

しかし、デザインという観点で見てみると、普段観光するのとはまた違った視点で楽しむことができると思います。
京都市以外にも石川県の金沢市など、歴史的な街並みを訪れた際には『景観』を意識して見てみると、普段私たちが住む地域との違いが分かってより一層旅行が面白くなりますよ(*’ω’*)

大好きな京都府についてはまだまだ発信したいことがたくさんありますが、長くなりそうなのでこの辺で…

次は札幌事業所の、「ゼウス石田」主任です!!