第28回「初めてのブログ投稿」
みなさん、こんにちは。札幌事業所の石田です。
今回は私が担当させていただきます!
小話します。
昔、とある公共放送のテレビ番組で、小学生をAとBの2つのグループに分けて絵を教えるという企画があったんですね。その流れはこうです。
Aグループ
①まず、子供たちに「好きな絵」を一枚持ってきてもらいます。
②子供たちにその「好きな絵」を模写してもらいます。
③次に、さっき模写した絵を、何も見ないで記憶だけを元にもう一度描いてもらいます。
するとAグループの子供たちはどうなったかというと、口々に「飽きたから絵にアレンジを加えたい」と言い出したんですね。なるほど、好きな絵でも二回続けて描くと飽きちゃうかも知れませんね。
Aグループの子供たちに「自由にアレンジを加えて描いて良いよー」というと、みんなの描く絵はどんどん変化して個性溢れるものになっていきました。
次に、Bグループの子供たちにはこんな指示をしていました。
Bグループ
①まず、見晴らしの良い広場に子供たちを連れていきます。
②子供たちに「自由に、好きな絵を描いて良いよー」といいます。
するとBグループの子供たちはどうなったかというと、みんなが「似たような絵」を描いたんですね。
青い空。白い雲。緑の草原。
みんなが「自由に」描いた絵は、まるで誰かにそう描きなさいといわれたかのように内容が揃ってしまったのです。
制限がない時、人は本能的に自分に制限をかけることが多く、制限がある時には、どこに自由があるかを見つけ出そうとすることが多い。というお話でした。
これ、考え方によっては結構使えると思ってるんですよね。
私、色々と創作的なことをすることがあるのですが、新しい発想が浮かばずに煮詰まった時には、あえてコテコテの王道、つまり「自分に制限をかけて」考えてみると新しい発想が思い浮かぶことがよくあるんですよね。逆に、色々と考えがとっ散らかってしまう時には、さらに突拍子もないことを想像しようとすると、かえって冷静になって考えがまとまったりするんです。
え?それって私だけですか?