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- 更新日 : 2024.07.09スタッフブログ

第94回「帰国直後の息子の骨折」

こんにちは☆

札幌事業所の高橋です。

 

早いもので、前回のブログ更新から本当にあっという間に自分の番になりました。『前回って、私書いてませんでしたっけ?』レベルの早さです(笑)

 

今回は6/9~6/14までのミャンマー出張の事を書こうと思っていましたが、

いざミャンマーという国を語るには簡単じゃなく、書こうとするととても時間と労力(覚悟)が必要になるので、それはまた次回にします。

(本当は怠けです(・∀・)(笑))

 

実はミャンマーから帰って来たのが14日の朝なんですが、

その疲れもまだ抜けないままの次の日。大きな事件がありました。

 

今年高校に入学した息子のサッカー観戦を次の日にゆっくり楽しむ予定でいたところ、試合中、息子のポジションはFWなのですが、自チームのカウンターのタイミングで息子が抜け出そうとしたところで相手DFに激しめにファウルもらってしまい、そのまま転倒。この日は芝ではなくグラウンドでしたのでもの凄い砂煙が起こりました。

 

モクモクと砂煙が落ち着いて見えるようになった時、その砂煙の中でうずくまって立ち上がれないのが息子でした。

サッカーでは転倒は今までも何度もありましたが、息子は派手に転んでも直ぐに立ち上がる方でしたので、もがいて動けない姿を見ていると、それは直ぐにただ事ではない嫌な予感がしていました。

 

そのままコートに戻る事は出来ず、交替して試合終了。

 

チームメイトに肩を借りて自分の足で歩いていたので大丈夫なのかなとも思いましたが、息子とチームメイトから『多分直ぐに病院に行った方が良い気がする』との事だったので、土曜日で当番医しかやっていませんでしたが、急遽そのまま少し離れた当番医で診てもらいました。

 

当番医では、レントゲンを撮る為に腕を上げたり下げたりしている中で、息子は肩の激痛で吐きそうになっており、ビニール袋を置きながらのかなりキツそうな状態でした。。そして初診ですが挨拶すらしない不愛想な医師の方が『こんなもの男ならギャーギャー騒ぐほどのものじゃない』と昭和の根性論のような言葉を言い放ち、自分で出来ると言っている息子を無視して、無理やり折れている右肩(鎖骨)と左腕(これは後から次の病院で発覚)を引っ張り装具を付けられ、激痛で涙を流しながら嘔吐していました。

 

ここの当番医は最初の受付の時から医師の態度がぶっきらぼうで良くなかった印象でしたが、よく脱臼で肩を入れる時などで、ある程度の痛みを我慢しなければいけない状況があるというのは聞いたことがあったので、今はきっとそういう事なのかも・・と思い、歯を食いしばりながらそこは見守り我慢をしました。

 

しかし、週明けに当番医からの紹介状で専門医の診察を受けると、これは明らかに骨折部のズレが大きすぎる骨折なので、装具は本人が痛いだけで逆効果な事、更に間違いなくこのままでは骨はくっ付かないので、緊急手術が必要な事、今は折れた骨と破片がむき出しの状態なので、動かして他の神経を傷つけてしまうと、後で取り返しがつかない事がよくある事例という事を聞かされ、今は少しでも動かさず、そのままでいないといけない事実を告げられました。。

 

この知らせを聞いた時、当日に行った当番医の事で、何とも言えないもの凄い怒りと失望感が入り混じった感情に襲われました。当番医の軽率な診断が悔やまれ、もっと早くに正確な診断と治療を受けられていればと強く思いました。。

 

特に、息子はやっと先輩の試合に呼ばれた矢先の出来事でしたし、怪我後の後遺症などを一番心配していたので、その話を聞いた時の息子の無念さは計り知れません。。

 

当番医は専門医ではないのはもちろん分かります。しかし、当番医の責を受けている以上は、応急としてもその責任を最低限果たして欲しいもんです。

 

因みに当日は左腕の痛みも訴えていて、レントゲンを撮ったにも関わらず骨折を発見できず、その先生は『大げさ。左腕は全く何も問題ない』と冷たくあしらってきたのを思い出します。

私はいつか必ずこの先生は倒しに行こうと思っています(笑)

 

 

結局、緊急で手術を受けることになってしまいましたが、

元々息子は小さい頃から口数が少なく優しい性格なので、闘争心をむき出しにするサッカーというスポーツには向いていないのではと、私は密かに今まで思っていました

 

しかし、手術が決まった時も、初めての全身麻酔という私でも拒絶する状況に対して、怯むことなく堂々とその場に立ち向かっている姿を見て、私は息子の優しさの中には、実は凄く強い意志と闘志を秘めていた事に気付かされました。

 

入院の前夜、自宅の居間で息子はどこか不安そうな様子を見せましたが、

私が『大丈夫?』と聞く前に、自分にも言い聞かせるように『大丈夫』と私に言いました。その強がりに胸が締め付けられる思いでしたが、私は息子を信じる事にしました。きっと不安を口にしないのは、私たち家族に心配をかけまいとしての事だったんだと思います。

 

無事に入院し、当日は2時間弱くらいの手術を終え、病院から手術は成功との知らせを受けて、ようやく本当に安心しました。直ぐにまだ麻酔で寝ていると思われる息子に『お疲れ様、えらいぞ。よく頑張った』とLINEをしました。

 

しかし驚いたのは、暫くはプレートで固定した骨がくっ付くまで安静にするのかと思っていたところ、手術翌日に息子から『下半身のトレーニングバンドを買ってきて欲しい』と頼まれ、上半身も動かせる部位から直ぐにリハビリを始めていました(笑)

 

正直こんなにストイックで闘争心溢れる姿を見たことが無かったので、私が知らないうちに、いつの間にかちゃんと大人の男になってるんだな~と、本当にしみじみ思いました。

 

息子が今回の試練を乗り越え、更に成長していける姿を見守ることが出来るのは、親としてこの上ない喜びです。一歩ずつ前進していく姿を見て、私自身も励まされました。今回見せた強さと優しさ、そしてこの経験で得た挫折から復帰できる自信は、きっと今後の人生で彼をまた大きく成長させると思います。

 

その成長を目の当たりにすることで、親としての自分も成長し、一緒に歩んでいけることを誇りに思います。

 

 

ナイス俺の息子!ちゃんと良く育ってるぜ!って、心の中で思いながら、

父さんは明日も仕事を頑張ります(笑)

 

因みに鎖骨骨折のビフォーアフターはこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怖い(笑)

 

 

次は誰かな?きっと素敵な次の人頑張って~(笑)