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お知らせ

第45回「初ブログ♪」

今回、会社のブログを初めて書かせて頂く札幌事業所の高橋です(‘ω’)ノ

宜しくお願い致しますm(__)m

 

さて、皆さんは自分にとっての【行きつけのお店】ってありますか?

 

私は仕事柄、車での移動が多いので、ついでに色んな街の色んなお店を探索できる機会に恵まれることが多々あります。というか、美味しいランチは常に探しています(笑)

しかし、毎日のルーティンのように沢山のお店を巡ってみても、自分が納得するような【行きつけのお店】に出会う事って、実際には中々ないものですよね。

先日の話、ある地方の田舎町にお仕事で行った時に、いつものように昼食をどこで食べようか近くのお店をインターネットで探していると、3㎞先くらいにとても評判の良いレストランがあったので、早速車を走らせて行ってきました。

そこはお店の外観はとてもレトロな雰囲気で、洒落た喫茶店のような雰囲気のレストランでした。まだお昼前の11時過ぎくらいでしたが、広い駐車場には既に車がいっぱい停まっていた状態でしたので、噂通りの人気店なんだと凄く期待を膨らませ入店しました。

店内は予想通り混んではいましたが、お店の中も期待通りの感じで、凄く落ち着いた雰囲気で凄く居心地も良かったです☆

メニューも豊富で、定食からデザートまで沢山の美味しそうな写真が記載されていました。

(ここはもしかして久々にかなりの当たりかも・・・🤤)と思い、お店が一番おすすめをしていそうなハンバーグ定食を注文☆

オーダーを聞きに来てくれたのは恐らくそのお店のオーナーの奥さんと思われる方で、

他愛のない注文の会話に、一つ二つ世間話を盛り込んでくるような、とてもアットホームで親近感が湧くような接客をしてくれる方でした。

多分、こういう接客が何度も足を運んでくれる常連さんを作り、その常連さんが新しい人を連れて来るんだろうなと、勝手に人気店である秘密が少し分かったような気になっていました。

久々に、いわゆる【行きつけのお店】への昇格を自分自身とても期待し、リラックスをしながら食事を待っているという僅かなその時間が、毎回自分の中で凄く心地の良いものでした。

 

しかし!!!そこまではとても良かったのですが、、

 

そのお店には、厨房に存在をチラつかせるオーナー、そしてオーダーを聞きに来てくれていたオーナーの奥さん、後はその奥さんよりも少しだけ年下な感じのパートのおばさん(Aさん)が居ました。

私はお店が混んでいた為にテーブル席は避けてカウンターに座ったのですが、気付くと目の前にいたオーナーの奥さんと、パートのAさんが何やら揉めているようでした。

先程とても気さくに話してくれた奥さんが、パートのAさんに向かって「私はそんなこと言ってない!!あんたが勝手にそうしたんだろ!!」と、凄く荒々しく奥さんが何やらAさんに怒鳴りつけており、パートのAさんはひたすら「すいません。。すいません。。」と謝っていました。

何やら作り置きをする事前注文の取り間違えなのか、詳しいことは分かりませんでしたが、何となくそんな感じの雰囲気でした。

テーブル席に座っていた他のお客さんにはまだ聞こえないくらいの声ではありましたが、カウンター席の私には、そのすべての会話が完全に聞こえてしまう・・。(・_・;)

 

お店に気を遣って普段座らないカウンター席なんて座るんじゃなかったと、すぐに後悔をしている中、とにかくAさんに対する奥さんの言葉の一つ一つがもの凄くキツく、先程満面の笑顔で出迎えてくれた奥さんからは想像もできないくらいの酷い言葉遣いと物言いでした。。

少し落ち着いたかと思えば「わかったから早く伝票整理しろ!ホント何やっても使えないねあんたは!」とAさんに言い放ち、Aさんがまた「すみません・・」と謝りながら、言われたとおりに狭い通路で伝票を整理していると、今度は奥さんがAさんに体当たり気味にぶつかり「邪魔なんだって!!」と追い打ちをかける始末・・。。

 

そんな物々しい雰囲気の中で厨房から出された私の期待のハンバーグ定食。。

Aさんが私に気を遣ったのか、「すみません・・」と申し訳なそうに言いながら運んでくれました。

そのハンバーグ定食はさすが名店と言われるに相応しい、本当に美味しいハンバーグだった。それは間違いない。きっと100人食べても99人は美味しいと絶賛するようなハンバーグだったんだと思います。

 

しかし・・・なんでしょう?・・・皆さんにはこういうの分かりますかね?

 

その時の私には、そのハンバーグが全く美味しく感じなかったんですよね(-_-;)

それはきっともう、今思うと食べる前からこのお店は【行きつけのお店】にはならないと

思ってしまったからなのかもしれません。

味は確かに良い。お店の雰囲気も接客も何も問題はない。

けれど・・・また来たいとはどうしても思えない。

 

うまく言えないのですが、

それはきっと一緒に働く人への愛が無いとわかってしまったから。

確かにオーナーの奥さんの外への接客は申し分ない。実際に常連客への会話なんかを聞いていると、とても仲が良さそうで、まるで田舎の近隣のお付き合い関係のような私も凄く好きなタイプの人間味がある対応です。

 

でも、結果的に美味しくなかった。また来たいと全く思えなかった。

私は実は同じような体験を他のお店でも沢山経験した事が有ります。

 

【行きつけのお店】を探したい。

 

その為には料理やお店の雰囲気は勿論大切なんですけど、

でも結局、それ以上に大切なのは、【そこで過ごすその時間が自分が好きかどうか】なんだなと改めて思います。

飲食に携わっている方は特に、こういうのは気を付けた方が良いと私は思います。

たとえ他にはない絶賛する料理を作れても、お店を素敵に彩れても、パーフェクトに近い接客が出来ても、愛の無い内側のそれをお客さんに感じさせてしまう事で、そこで過ごす時間がお客さんにとって好まれるかどうか。

 

私は基本的にどんな会社でも、内側の人間に優しくなれないような愛の無い会社が提供するサービスは、それ相応のものでしかないと考えます。

それすら出来なくて本当の意味でお客さんを喜ばせるなんて到底出来ないからです。

取り繕ったものは必ず暴かれる。それを見ている人や感じている人が必ずどこかに居るという事。気にならない人も勿論いるでしょう。細かいのかもしれませんが私にとってはそういうの、凄く重要な事なんですよね~。

少し話がややこしくなってきましたのでこの辺で(笑)

 

あ、このお店では帰りにAさんには「本当に大変ですね。でも凄く応援しているので頑張って下さい」と伝え、レジをオーナーの奥さんが対応してくれたので、「凄く美味しかったです!でもお店の為にも言いますけど、もっと従業員さんに優しくしてあげた方が良いと思いますよ。聞いてて不快に思うお客さんも少なからず居るはずなので」とはっきりお伝えしました。

もう行かないので(笑)

 

さて、次回はミラクルを呼ぶ男、帯広事業所の上野さんです!