第16回「七十二候~筍笋生も結局ご飯の話!」
みなさん、こんにちは。管理課の細川です。
いや~、いい季節になってきました。外に出ても、「寒っっ!」ともならず、「暑っっ~!」ともならず、「はぁ~、爽やか~!」と感じるこの時期って、これからの季節への期待感みたいなのも感じて、私は好きな季節です。みなさんは、どうでしょう?
よく、1年の春夏秋冬の季節をそれぞれ6つに分けた《二十四節季》という暦の言葉を聞きますよね。例えば、《啓蟄》《夏至》《秋分》《冬至》などなど、元々は中国からきた呼び名のようなので季節の多少のずれはありますが、四季を表す様子がなんとも日本らしく感じますよね。その《二十四節季》をさらに細かく5日ずつ分けた《七十二候》という言葉があるのはご存じでしょうか?これもまた趣のある言葉ばかりで、昔から季節を感じることを大切にしてきたんだなと感じます。機会があれば、ぜひ調べてみて下さい!
その《七十二候》では、今日は《筍笋生~たけのこしょうず》で、その名の通り筍が生えてくる季節といわれています。実際、私たちが良く食べる孟宗竹の旬はもう少し早いのですが、この筍とはもう少し遅い時期に生えてくる真竹のことなのではないかという説があるそうです。
そういえば、4月の中ごろ家に遊びに来た長女が貰った筍を持って来まして、新聞に包まれたその筍は、もうすでに結構育っているのでは?と思う長めの筍だったのですが、これを見てまたまたあの器用貧乏で有名な主人が「初めての筍料理」をするぞ!と燃え出しまして。米ぬかを入れて茹でるんだとか、いや米のとぎ汁だとか、なんだかんだ言いながら一晩かけて処理してました。そして貰った時から下の方はだいぶ堅かったので仕方ないのですが、処理し終わった筍は最初の5分の1もあったかなかったか・・・。さて、それをいよいよその晩に筍ご飯にしていただきまして・・・。おいしかった!!よくやった!!お疲れ!!
しかし、本当に山菜って処理に手間がかかりますよね。私なら絶対にやらないと思われることも、主人は手間がかかればかかるほど楽しいと思うらしく、今回も頑張っておりました!!最近は台所に立つ割合が半々くらいになりつつあるような・・。先日、昔からの共通の友人と会ってそのまま一緒に家に帰った時も、せっせとハヤシライスを作っている姿を見て、「家に帰ったらあいつがご飯作ってるってどういう事?!」と(笑)。・・・でもね、やっぱりめんどくさいんですよ・・・。「おいしい?どんなところがおいしい?どの味がおいしい?」ってうるさいんですよ・・・。何度も何度も聞くんですよ・・・。機嫌をとりつつ褒めて・・・。そして片づけは絶対私なんですよね・・・そこんとこはトホホ・・・。